オバマ大統領の一般教書演説を聞いた感想

昨日、オバマ大統領一般教書演説をラジオで聞いた。

オバマが大統領に就任して5年目にして初めてリアルタイムで最初から最後まで聞く一般教書演説。で、イランの核兵器開発に対する懸念を強調するオバマ、というかアメリカ政府に対して思ったことが多々あった。

「核兵器が間違った手に渡ってはならない」と言う大統領。

 

私は核兵器を持っていい国と悪い国があるとは思わない。もっと言えば核兵器を持っていていい国があると思わない。仮に核兵器に正しい持ち主と間違った持ち主があるとすれば、歴史的に見てアメリカは最も核兵器を持つべきでない国だと思う。

 

アメリカに住む外国人の私が想像するに、彼が考えているのは核兵器も持っているという事実がアメリカにとって都合の悪い国とそうでもない国がある、ということなのだろう。

 

ここからは私の妄想なんだけど

もしも大統領が核廃絶を世界に訴え、核兵器の保持を辞したら...。現代のアメリカ社会はきっとオバマを稀有のバカと呼んで、一時的即時的にはいろんな国がアメリカを攻撃するか少なくともそうする様に見せかけると思う。けどその決断は歴史的には最高の英断として後世まで残ると思う。

そして仮にそんなことがあったら、アメリカを核攻撃させないことが、国際社会の役割なのかもしれない。理想を語れば。

 

で、タイトル通り演説の感想をまとめると

今、世界中どこを探しても、目下の国益以上のことを追及できる程余裕のある国は存在しない、ということなんだなと思った。