読んでない本の題名から妄想を膨らませた感想ー後編
じゃ、繁栄とは何か。
それは時代と共に多少変わる。
じゃ変わらない部分は何か。
食べ物に困らない。健康。子孫繁栄。
財産は上に書いたものをある程度保障するからこそ魅力がある
でここで思った。
今の大学周辺社会は本末転倒している。私の友人の大学教授やポスドクさんたちは全員未婚または晩婚。博士号とったけど仕事がないよー、だからお金もないし結婚とか子作りなんてとんでもないよー、というのはザラ。人生の“成功”確率を上げるため、土台を築く為に時間と労力を使いすぎて、もっと根本のところがおざなりになっている。軽視されてしまっている。
どうしてそうなったのだろう。
平和ボケなのかな。
以前少しだけ触れたけど、私は世界人口の増加を問題だと思っている。けれど生まれてくる人間の数を制限するのは得策じゃないと思う。問題は人が生まれすぎることではなく人が死なない方にあるからだ。これについてはまた別の機会に。
なんにせよ堀込泰三さんは30代半ばにして二人の子供を持ち、家庭を作っている。人生の変化に対応して、過去に築き上げた土台に必要以上に執着しなかった。ご本人も収入源はきちんと確保しているようだが、奥様が外に働きに出てくれている。素敵だと思う。