夫の家事協力1
夫に家事をやって欲しければ夫の手伝い方を批判したりやり直したりしてはいけないと人は言う。
けど、今回はつい言ってしまった。
私がチャーハンを作っている時、ご飯を炒めて、具を入れたところで台所に入って来た夫。ここから先は引き受けるからちょっと休んだら?という。
優しい。と感動するべきところなのだろうけど、あと2、3分で終わるのに休むとこでもないだろう、と瞬時に思ってしまう可愛くない私。
夫は私の手からフライ返しをもぎ取り、フライパンの中身を混ぜ始める。
料理全然できないのに、頑張って手伝ってくれて優しいわ、と感激するところなんだろうけど私は夫の混ぜ方が気になって仕方ない。
だって混ぜてないんだもん。
さっきからずーっとフライ返しで上から具を全部おさえてる… 。
結果チャーハンのご飯と具は混ざり合わず、下が焦げていく。そして強く抑えるから具やお米がぐちゃぐちゃに潰れて行く…。
思わず「混ざってないから…。」とボソっと言うと、
「混ぜ合わせるなんて知らなかった。」ですって。
まじっすか。
お前チャーハン食ったことあるだろう、と思いつつ
ちょっとムッとしている夫を見てこれ以上彼を責めてはいけないと私は自分を制し、優しく「混ぜてね」と言っておいた。
私が作りたかったチャーハンよりも、苦手なことでも私のために手伝おうとしてくれる夫の方がずっと貴重である、と自分に言い聞かせた。