希望の職につけなければ自己実現ができないと挫折しているあなたへ

という題名。これはつまり私自身へ。もしかすると、ちょっと前の私かな。

 

私、35歳、の世代にとって「自分のやりたいことを仕事にする」というのは耳にタコができるほど聞かされた考え方だ。今でも日本では割と一般的な理想論なのかもしれない。

 

でもそれって、すごく資本主義的な考え方だよね。だって言い方を変えれば、「あなたの好きなことと経済活動が直結するように」ということだもん。こんな考え方を、子供たち、若い人たちに理想像として教えてマインドコントロールしてるんだもん。学校の先生って政府の職員。そして政府無くして日本の資本主義ってなりえないもんね。

 

私の場合は親の影響も大きかった。

団塊の世代よりちょっと若い私の母は高度成長期に生まれ育った。私の親、祖父母の世代は日本全体が物質的な豊かさを追い求めた時代。そういう時代に生きた人たちの言うことを聞いて育ってきた私は、世代によって求めるものが移り変わることに気づくのに、こんなに時間がかかってしまったよ。

 

もし私が今、10代くらいの若い人たちに話ができるならこう伝えたい。

「今を生きろ」と。

自分がやりたいこと、好きなことを探したり、進学先や就職先に悩むなんて、あなたの貴重な時間がもったいないではありませんか。あなたの時間とはすなわちあなたの人生なのです。