東京とハワイ

東京とハワイで人々の生活を見ていると、環境が気分に及ぼす影響について考えさせざる得ないことがある。

 

ハワイに来たばかりの頃は、アメリカ人の適当さに散々イラついたけどそれにもだんだん慣れてきて、今ではハワイの青い空、海、山、東京ほど多くない人口に日々感謝している。

 

最近、精神科医の知人から太陽の光が人の気分に与える影響について話を聞く機会があった。目から入る太陽光が脳に刺激を伝達してそれが気分に影響しているのだとか。

 

この話を聞いた時、私の頭には東京に住む人たちの鬱っぽさと美白信仰が浮かんだ。

東京に住んでいた時、鬱病と診断こそされずとも、慢性的に落ち込み気味の人たちは私の周りにたくさんいた。

それと同時に、お肌のために絶対に太陽に当たらないようにしている女の子達がたくさんいたことも思い出した。

 

外見にばかり注意を向けず、外に出ていたら彼女達の気分もちょっとましになったんじゃないかなと思った。10年前に戻れたら、そう教えてあげたい友人達が何人かいる。