愛と愛の形について

子供が出来てから、家族愛について考える機会が増えた。

最近、愛があるかないかと、与えられる愛の形に満足するかしないかは別の話だと思い至った。

私は母とも父とも長い間仲が悪く、母との関係は子供が出来てから改善したけれど、父とは未だに絶縁状態にある。夫にもイライラが募り、関係は結構冷めていると思う。

でも心の奥の奥の深いところで実は知っている。母にも、父にも、夫にも私はとても愛されていることを。

でも、私の思い通りにならない彼らの言動に傷ついたり不満を覚えたりして表面的に関係が悪化して、私の負の感情が雪だるま式に大きくなってしまう。

仕事ばかりしていないでそばにいて欲しいのに、そうならない。酩酊状態になるまでお酒を飲むのをやめて欲しいのにそうならない。

そういう不満ばかりが浮かんできて、ああしてくれない、こうしてくれない、あんたなんかもうイイとなる。

家族も人間。彼らの望む望まないに関わらず、私の思い通りには行動できないけれど、みんな私のことを愛してくれている。そしてそれって大きいんだ、と。

これからの人生、私の子供たちは私がすること、しなかったことに何かしら不満を抱いたり、私のことを恨んだりすることがあると思う。

けれど、いつも愛されていた、という事実はとても大きな力となって子供たちの人生の土台を支えてくれるはずだ、と今思う。