見出しと内容の不一致が気になる

小学生の頃、授業で新聞記事を書いた。担任の先生は、「題名は一行で内容がわかるように書きなさい」と言い、私は記事の見出しを書くのに一番苦労したのを30年近く経った今でも覚えている。それからは、新聞を読む時見出しをみてはプロの新聞記者ってさすがだなーと思ったりしたものだ。

で、最近インターネットの見出しをクリックすると、読んでも読んでも見出しに出てくる内容にたどり着かない。たどり着かないのではなくて見出しと内容が一致していないのだ。

例えば「脳の疲れを取る方法」みたいな記事があったとして私は方法を知りたくてクッリクするのに「脳の疲れ」についてなんとなく関係あることが書いてあるとしても方法については触れられてさえいない、なんてことがざらにある。記事の一番下に脳の疲れを取る方法に関する書籍のリンクが貼ってあったりして、要するにこれを売りたいのね、と最後にわかる。

そのほかにも「芸能人xxが瓜二つの家族写真を公開」みたいな記事がをクリックしても写真は出てこない。一度気になってしまったので悔しいけどわざわざその芸能人のブログに行ってみても、写真が公開されているのがどの記事なのかわからないから結局を見つけられずに終わる。写真の転写ができないのか?ならどうしてこんな記事を書くのだろう、とフラストレーションばかりたまる。

クリックの数を増やせば誰かが儲かるシステムなのか、記事・記者が氾濫しすぎていてクオリティーコントロールという意識自体がなくなってしまったのか、どちらにしろ見出しと内容の一致の大切さを今改めて痛感したりしている。